12/19/2014

2015年1月◎山本卓卓演出作品

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東京を読み、東京を語る。

東京を舞台とし、東京を描く短編、戯曲、エッセイなどを二人の俳優が読み、朗読後のトークで自分と東京を語る、<芸劇+トーク 朗読「東京」>第三弾。

芸劇+トーク
「朗読東京」
2015年1月7日(水)~9日(金) 各回19:30開演東京芸術劇場シアターイースト

企画監修・トーク聞き手|川本三郎
構成・演出・映像|山本卓卓(範宙遊泳)


 演目 

◎1月7日(水)
『白痴』 坂口安吾 作
出演|川口覚・藤井美菜

◎1月8日(木)
『少年』 谷崎潤一郎 作
出演|百瀬朔・名児耶ゆり

◎1月9日(金)
『品川心中』(古典落語より)
出演|橋本淳・宮菜穂子


 料金 

一般3,000円 65歳以上2,500円 25歳以下2,000円 高校生割引1,000円
お得なセット券 3公演券6,000円  2公演券4,500円(組み合わせ自由)


 ご予約   *範宙遊泳でのお取り扱いはございません。

東京芸術劇場ボックスオフィス
〈電話〉0570-010-296 (休館日を除く10:00-19:00)
〈窓口〉営業時間:休館日を除く10:00-19:00
〈WEB〉http://www.geigeki.jp/t/ (PC) http://www.geigeki.jp/i/t/ (携帯)

その他プレイガイド
<チケットぴあ>
http://pia.jp/t/geigeki
・0570-02-9999(24時間・音声自動応答  Pコード:441-011)
・各チケットぴあ店舗、サークルK・サンクス、セブン-イレブン

<e+(イープラス)>
http://eplus.jp/(PC・携帯)

<ローソン>
http://l-tike.com
・0570-000-407(オペレーター対応10:00~20:00) [Lコード35018]
・0570-084-003(音声自動対応)


主催:東京芸術劇場(公益財団法人東京都歴史文化財団)
東京都/東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)/豊島区
制作:る・ひまわり
助成:文化庁ロゴマーク平成26年度 文化庁 地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ

*本公演は東京文化発信プロジェクト事業です
東京文化発信プロジェクト






山梨の田舎から初めて一人で向かう列車の中で、あるいは18歳から今まで暮らしてきた時間の中で、正月に帰郷し思い返すこたつの中で「東京に憧れた」なんてことは僕には一度もなかったように思います。それならば東京を憎み、嫌悪し、嫉妬していたのかといえばそうでもなく、むしろ僕は案外ふっつーに東京が好きです。よく東京は人が冷たいとか、水道水が不味いとか、聞きます。でも僕は、そんなものだと思っています。人は冷たい時には冷たく、水道水はしばしば他国では(不味い云々じゃなく)飲めません。空気が淀んでいる、とかも公園で太陽の下にいる時まったく思いません。例えば誰かが言うように、冷たさや、挫折や、怒りや、疑い、欲望、驕り、欺瞞、そういうものに本当に支配された都市であるのならばここ東京が。それってすごいむきだしだなと思います。人が生きていくうえで隠さなければいけないものを、日々の生活で押し込めなければいけない感情を、非常識を、東京はむきださせてしまう。そういうのは、たしかに、疲れていたり傷ついている時にはしんどいものです。僕も正直「東京しんどいなー」思うこと多々あります。というかそればかりです。Suicaのチャージ不足で後ろの人に舌打ちされて死にたくなること何度もあります。でも、それは、ちょっとだけ、しんどさがコントロールできた後で振り返ってみて、あれ、ちょっとだけ、愛しいかも、って思ったりするのです。むきだしてる。本来人には見せられない、恋人にだって、親にだって見せられないかもしれない、自分のとことん冷たい部分を、醜い部分を、一糸まとわず人前に晒している。これぞ東京。狂った街。でもだからこそ愛しいぶさいくな街。東京。そしてここは誰かの故郷。東京。僕が山梨を見るように、誰かが東京を見ているのかもしれない。

僕にとって東京は憧れでもなく、嫌悪でもなく、一生付き合う場所でもなく、ただ、必要なだけです。必要がなくなったら、去ります。これは仁義なき僕と東京の戦いです。今んとこ僕は負けていますが。

まあだからこれを機に、東京に勝つぞ、と。そういう気持ちで演出します。

山本卓卓



 関連情報 

◎山本卓卓+出演者よりコメント動画が届きました


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