9/05/2014

山本卓卓次回公演ご予約受付中!!

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produce lab 89『五感overs』── 山本卓卓の「演劇論1」 ──


9月27日(土) 19:30~ & 22:00~【全2ステージ】
※受付/開場は開演の30分前
 
作・演出・出演・音響・照明|山本卓卓(範宙遊泳)


会場
音楽実験室 新世界(六本木 西麻布)
東京都港区西麻布1-8-4 三保谷硝子B1
http://shinsekai9.jp/

料金
2,500円+ドリンク代

ご予約
こちらよりご予約いただけます。※範宙遊泳でのお取り扱いはございません。
・PassMarket(手数料0円、Yahoo!JAPANデジタルチケット)でのご予約となります。
・クレジット決済かコンビニ決済をお選びいただき、事前入金となります。
・Yahoo!JAPANのアカウントを取得いただく必要がございます。詳しくはこちらをご参照ください。

お問い合わせ
範宙遊泳
090-6182-1813
info@hanchu-yuei.com

公式サイト
http://producelab89.com


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『五感overs』、復活。


 produce lab 89をスタートした時、リーディングのいろいろな可能性を探りたい、と思いました。たとえば、「官能」というテーマでテキストを選び、作品をつくってもらう『官能教育』は、ひとつのはっきりした角度をつけることで、それに取り組む演出家の個性が明確に出るシリーズになると考えたわけです。

それとは別に、リーディングという形態そのものを、内側から疑うことができないかと考えたのが『五感overs』でした。通常の演劇作品よりも軽いフットワークのリーディングだからこそ、集まった人の五感を、揺らす/ひずませる/疑わせる/忘れさせる/覚醒させる大胆な実験ができないかと。

第1回は2011年、ノゾエ征爾さんに「観客に途中で目隠しをしてもらうリーディング」をつくってもらいました。リーディング=聴く演劇と思いがちですが、実は視覚的な要素が理解を助けているはずで、それを無くして本当に聴くことに集中したらどうなるか、という試みでした。テキストは梅図かずおさんの短編で、お客さまがアイマスクを取ると、壁一面が梅図さんの漫画になっているという趣向と共に、ノゾエさん、鈴真紀史さん、川上友里さんが漫画を熱く読んでくださいました。

少し前のことですが、ふと、範宙遊泳がやっているのはさまざまな境界を溶解しようとする挑戦で。そこには五感の境界も含まれると気が付きました。その作・演出家である山本卓卓さんには昨年、『Side C』の「ラジオ卓卓」で、映像を使った独自の手法やこれまで影響を受けたものについて3時間喋ってもらいましたが、今度はトークではなく作品をつくっていただきます。
「死」をテーマにお願いしたのは、山本さんが五感の先にあると想定しているのはきっと死ではないかと思ったからで、例によって直感です。
なんと、作・演出・出演・音楽・映像、すべてひとりでやってくださるそうで、何となく、自分という有機物を無機物に変換するような作業になるのではと想像します。違うとしても、大きな句読点になる作品が生まれるのは間違いありません。
どうぞお見逃しなく。ご来場をお待ちしています。

Produce lab 89  徳永京子

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「死についての演劇を五感oversでやって欲しい」



そういう風に最初徳永さんに言われました。

「死」を五感オーバーって、すごいなそれ、僕はいよいよ俳優や観客に幽体離脱してもらわないといけないかもしれません。

ご覧頂いたことのある方ならうっすらとお気付きかもしれませんが、暗い作品をつくろうとすればどこまでも暗くすることができるという不名誉な素質を僕は持っています。次作こそはアゲアゲな作品をつくろうと思っても、結果100%アゲアゲとはならず、スカッとするかといえばネチッとした表現を好み、アッパーカットかといえばボディーブローを好むのが癖でした。もしかしたらその鋭い嗅覚で、僕の持つ「暗さ」に気付いた徳永さんは「死」を提案したのかも、そう考えると本当に恐ろしい人だな・・・と悪寒がとまりません。ただでもそういう、己の奥の奥の方にある開けてはいけない箪笥の引き出しと向き合う覚悟なくして何が演劇ですかと、何が範疇を宙と変換して遊泳ですかと、自嘲気味にそう思わずにはいられませんでした。

これはある意味、五感をoverするという名目で「死」をoverし「己」をoverし「演劇」をoverすべしという依頼なのだと誤解してみました。
正直(こんなこと若いうちから言っちゃっていいのかって感じですが)僕にできることには限界があります。けれども演劇には、限界はない。傲慢に聞こえるかもしれませんが、僕は強くそう思います。
「演劇論」という船を借りて「己」や「死」や「言葉」や「肉体」といった海をお客さんと一緒にoverしていく。そんなイメージで、僕一人、かなり久しぶりにステージに立ちます。痩せなきゃ。

範宙遊泳  山本卓卓


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